平成30年1月26日,おだわら市民交流センターUMECOにおいて,神奈川県司法書士会小田原支部,同厚木支部と神奈川県弁護士会県西支部とで,各会員約40名が出席して,合同事例検討会を行いました。司法書士会との共同での催しは昨年に引き続き2回目です。前回は司法書士会小田原支部と弁護士会県西支部とで行いましたが,秦野市,伊勢原市,厚木市,愛甲郡に事務所のある司法書士は厚木支部(海老名市や大和市も厚木支部になります。)に所属し,厚木支部と県西支部とは管轄地域が一部重なることから,今回から厚木支部にも参加していただくことになりました。
前回は,初めての催しということもあり,双方の業務内容を知り,どう業務連携をしていくかということを中心に意見交換を行いましたが,今回は,双方共通する業務である遺言書の作成とそれに付随する業務に関し,認知症の疑いがある父親の遺言書の作成について,兄弟のいる長男から相談を受けたという架空の事例を想定して,司法書士と弁護士それぞれの視点から,パネリスト形式で事例検討を行いました。
今回は,2回目ということもあり,双方前回ほど緊張することはなく,一層闊達に議論できたのではないかと思います。特に,今回は,ベテランの司法書士・弁護士も参加していたので,ベテランの司法書士・弁護士の遺言書作成にまつわる経験談やそうした経験を踏まえての意見は,若手の司法書士・弁護士にとっては大変勉強になるものでした。
弁護士会県西支部としては,地域の皆様に一層充実した法的サービスを提供するために,今後も司法書士会とのこうした催しを継続し,他士業との連携を積極的に図っていく所存です。