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県西支部会員の活動

交通損害賠償事件について研修会を行いました

 平成30年6月1日、小田原青色会館において、当支部の大木秀一郎弁護士を講師に迎え、交通事故案件における事件対応について、研修会が行われました。

 県西地域は、地理的にみてお車を運転される方が多く、かつ高速道路や複数の専用自動車道が通っていることもあり、交通事故案件は当支部の弁護士にとって身近な法律問題の一つで、殆どの弁護士が交通事故案件に携わっています。
 交通事故の構造それ自体は、被害を受けた方が加害者に対して損害を請求するというシンプルなものですが、損害の立証責任が被害者側にある関係から、相談を受ける弁護士としては、複数の法分野あるいは他の専門領域の知識が必要とされる場合も少なくありません。
 例えば、治療期間や治療方法の妥当性について争いがある場合や、被害者の方に認定された後遺障害等級が、被害者の方が負われた症状から真実妥当といえるかを判断するにあたっては、お怪我や主治医が作成したカルテの内容に関する医学的知識が必要不可欠となりますし、治療にあたって、自由診療で治療すべきか、労災を使用すべきか、健康保険を使用すべきかについても、それぞれの法制度についての理解や、紛争解決までの見通しを適切に把握し、判断しなければなりません。
 あるいは、過失相殺が争点となる場合、事案によっては早期に証拠保全を行わなければ、証拠が散逸してしまい、立証が困難となる事態も起こり得ます。
 本研修では、講師である大木弁護士ご自身の経験を踏まえながら、適切な初動対応や、争点ごとにいかなる証拠の収集、保全に努めるべきか等について、実践的でハイレベルな講義が行われ、当支部弁護士の全体的なスキルアップが図られました。
 われわれ県西支部の弁護士は、皆様にお力添えできるよう、日々研鑽を積んで参りますので、是非ご相談だけでもいらっしゃっていただければと思います。

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