令和元年11月15日、神奈川県土地家屋調査士会県西支部と神奈川県弁護士会県西支部との合同研修会が開催されました。この合同研修会は、平成28年以降毎年行われているもので、今回で5回目となります。双方の支部から合計50人以上の参加がありました。
今回のテーマは、土地家屋調査士会からは「公図・地積測量図の沿革、各種図面の解説」、弁護士会からは「改正相続法について」でした。
高度に専門職が分化した現代社会においては、弁護士は自己の職域の知識は豊富に持っておりますが、土地家屋調査士や司法書士等の隣接士業が普段行っている業務に関する知識はなかなか習得する機会がありません。
このような状況を前提に、両士業が少しでも実践的な知識を増やすための研修として、今回の合同研修会は企画されました。土地家屋調査士の鈴木龍二先生と山口宏幸先生からは、土地についての各種図面の知識についての詳細な講義をいただきました。我々弁護士にとって、普段接することの多い図面をより正確に読み解くために必要な知識をマスターするためのまたとない機会となりました。
当支部の町川智康会員からは、最近改正された相続法をテーマに講義がありました。土地家屋調査士の先生方も普段の業務で相続に関わることが多くあると思います。我々弁護士にとっても改正相続法の知識の整理になりました。
二つの講義後に懇親会が開かれ、これまでにも相当懇親を深めてきた両士業の会員が、さらに懇親を深めることができました。今後も毎年合同研修を行っていくこと、さらに懇親を深め合っていくことを固く約束し、合同研修会及び懇親会が終了しました。