令和4年7月15日、小田原お堀端コンベンションホールにおいて、労働法事件の経験がご豊富で、日本労働弁護団にも加入されている、東京弁護士会の中村優介弁護士を講師に迎え、労働事件の対応について、研修会が行われました。
労働事件は、弁護士が様々な場所でご相談を受けることが多い分野であり、多くの当支部会員も、相談や事件対応をしております。
労働事件においては、残業代請求や解雇無効などをはじめとして、種々の法律的論点が存在しますが、労働者の生活に直結するものであり、実体法の理解の充実が欠かせないことは言うまでもありません。
また、実体法知識を基に、どのような手続で事件を進行させるかの判断も弁護士としては重要になります。なかでも、労働法特有の手続として、労働審判手続という、通常の訴訟手続と異なる特殊な手続が存在します。当支部の存在する横浜地方裁判所小田原支部においては、現在、労働審判手続が実施されておりませんが、今後実施されるようになることが期待されています。
本研修では、講師である中村弁護士ご自身の経験を踏まえながら、各種の法律相談や事件処理にあたって知っておくべき知識や手続の流れなど、具体例やロールプレイをも交えた講義が行われ、当支部弁護士においても、大変意義のある研修となりました。
われわれ県西支部の弁護士は、皆様からのご相談・ご依頼に広く対応し、適切な法的サービスを提供し、皆様のお力になれるよう、日々努力して参りますので、是非ご相談だけでもいらっしゃっていただければと思います。