執筆者 : 松下 純
「趣味」,とまではいかないかもしれませんが,たまにゴルフに行っています。
そもそも,私とゴルフとの関わりは非常に主体性のないもので,両親がやっているので勧められて始め,夫もやるので何となく私も続けてきたような感じです。
小さい頃から完全な運動音痴で,体を動かす機会はほとんどないまま大人になった私が,ゴルフを始めてみたのはいいけれど……。
運動をしたことがないと,体の使い方というのを全く知らないものなのだということを,初めて知りました。
たとえばですが,物を投げるとき,棒のように突っ立って腕だけ動かしても,物は遠くへ飛ばないですよね。体全体を使わないと遠くへは投げられない。そんなことも,私には分からなかったというか,思いつかなかったというか,知りませんでした。
ゴルフを始めたら何だかやたらと「あなたはデカいんだから」と言われました。確かに私は背が高いのですが,そこまで背が高いことを指摘される機会は日常ではそれほどありませんでしたし,内心何なんだろうと思っていたのですが,背が大きいということはそれだけ遠くへ飛ばせるアドバンテージがあるということだったようです。「体格」に注目するという事も今までの私の中にはない視点でした。
ボールが回転しながら飛ぶということも知りませんでした。ボールって飛んでいる間,回転しているんですね!考えてみたこともありませんでした。
また,漠然と「練習すればうまくなる」と勝手に思っていましたが,ゴルフを始めても全くうまくならないので衝撃でした。
うまくなくても「楽しめばいいんだよ」と,初心者はよく言われますね。しかし,きまじめな部分が悪く働き,「練習でうまくいかないのに,コースに出ても仕方がない。」と思っていました。
練習して上達してから「本番」に臨むものだと…。
今思えば本当に,楽しめずにもったいなかったと思っています。
練習場での練習は,フラットな場所で一定の同じ条件下で打っているだけです。
実際ラウンドしてまわってこそ,バンカーに入れたり,足下が悪い場所から打たざるを得なかったり,距離をはかって次に打ちたい場所にボールを落とすべくクラブを選択したりと,色々な経験が積め,またそこが面白いところなんですね。
そして,スコアが悪くとも,それはそれで楽しむ心の余裕も必要でした。
ここ3年ほどはなかなかゴルフに行けなくなり,一度離れたからか,何だか最近は,練習でうまくいくことにそれほどこだわらなくなりました(そもそも練習にもほとんど行けていませんが…。)。
それに,練習場で練習してもうまくならないので,良い意味?諦めができたのかもしれません。
ゴルフをやるならやっぱりラウンドしたい!と思うようになりました。
もちろん,うまくなればそれだけゴルフが面白くなりますので上達もしたいのですが,すぐに成果が出なくとも「まぁいいか,気長にやれば。」と思うようになりました。
これからは,自分なりにゴルフを楽しみ,ゆるっと続けていきたいと思います。
一緒にまわる方に楽しんでまわって頂けるような気遣いができるくらいに,上達できたら理想です。ちょっとハードルが高すぎるかもしれませんが…。
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