執筆者 : 東島 貴幸
ここ数年、伊勢原市の大山が観光客で盛大な賑わいをみせています。休日には朝早くから大山行きのバス停に行列ができ、地元の賑わいに喜びを感じる反面、静かな山を好む私としてはあまり足が向かなくなっていました。そんなある日、ふと、秦野から大山まで歩けるのではないかと思い立ち、挑戦した日のことを書かせて頂きます。
権現山~弘法山
まず登ったのが権現山。山頂というほどの高さもありませんが、展望台からの秦野を一望する景色は壮観です。権現山から弘法山までの道はきちんと整備されていて、4月に行われる桜祭りでは桜が咲き乱れる中に屋台もでます。少し下ったところにある「めんようの里」では羊が放牧されていて、ちょっとお散歩するには最高のコースです。
弘法山~善波峠~念仏山
弘法山の山頂には釈迦堂や井戸があり、お堂の裏を降りると、ようやく山道らしくなってきます。念仏山の山頂には小さなお地蔵様が何体かいらっしゃいまして、昭和15年頃までは念仏講が行われ、山頂での念仏が山裾の集落まで聞こえたことが念仏山の由来なんだそうです。
念仏山~高取山
念仏山を越えるといよいよ登山らしい険しい道になります。傾斜も急になり、滝のように汗をかきました。高取山方面からくだってきた方から「この傾斜を登るのは大変ですね。頑張ってください」との優しいお言葉をいただきましたが、それくらい必死の形相だったのでしょう。
高取山~大山
この区間は、平たんな道がひたすら長く続きます。とはいえ、大きな電波塔があったりと退屈させません。最後に大山の一般的な山道と合流しますが、子供達が元気に登っていく隣で私だけ満身創痍。それでもやっとの思いで辿り着いた大山山頂の感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。
おわりに
この日は大山山頂から下社に降りて地元の温泉に浸かって帰宅しました。時間にして6時間くらいだったかと思いますが、久々の山だったこともあって翌日の筋肉痛が凄かったですね。なお、この次の週には丹沢山→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→丹沢山という一日に三度丹沢山を通る不思議なコースを歩き、さらにその2週間後には大山を北尾根から登って諸戸尾根から下るという大山なのに道中誰ともすれ違わないコースにもチャレンジしています。どこにいっても魅力的な丹沢に皆様も一度挑戦されては如何でしょうか。もちろん十分な下調べや準備(蛭対策含む)をお忘れなく。
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