執筆者 : 押谷 祐基
私は、平成30年(2018年)1月22日から、平塚市内にある平塚総合法律事務所にて執務を行っております。
それまでは、静岡県は伊豆半島の最南端、下田市内にある法テラス下田法律事務所で約3年間、執務しておりました。
下田・賀茂地域は、域内人口7万人弱のところ、弁護士は6人しかおらず、いわゆる「弁護士過疎地域」に当たります。
私は元々、東京都大田区の蒲田と神奈川県川崎市で生まれ育ち、下田市はおろか、静岡県とは全く縁もゆかりもありませんでした。
ところが、何を思ったか、「弁護士が必要とされている過疎地域に行ってより多くの人の助けになりたい。」という強い使命感に駆られ、多くの過疎地域に弁護士を派遣している「法テラス(日本司法支援センター)」に入社し、1年間の研修を経て、平成27年1月、同社人事より下田への赴任を命じられるに至ったのでした。
伊豆半島は広く、熱海や三島、行っても伊東や修善寺までしか行ったことがない方も少なくないのではないでしょうか。
恥ずかしながら、私もその一人で、下田に赴任するまでの最高記録は熱川止まりでした。
しかしながら、そこから天城の山々を越えて広がる下田・賀茂地域は、大自然が作り出す様々な観光スポット、そして海と山の両方からもたらされる沢山の自然の幸が溢れた、まさに桃源郷のような素晴らしい世界が広がっておりました。
沖縄に次ぐ透明度を誇る美しい海は勿論、「天城越え」の歌詞にも出てくる浄蓮の滝や河津七滝、年々知名度をあげてきている河津桜、ドラマのロケ地としてもよくつかわれる龍宮窟や西伊豆の堂ヶ島等、下田・賀茂地域にある名観光スポットの数は枚挙に暇がありません。
なかでも私の一押しは、下田駅から徒歩15分ほどのところにある下田公園で6月に開催されるあじさい祭りです。ここには数え切れないほど沢山のあじさいが群生しており、6月になるとその大量のあじさいが咲き誇り、見事な彩を見せてくれます。
そして、食べ物についても、豊かな漁場からもたらされるイセエビや金目鯛、アワビ、サザエといった豊富な海の幸をはじめ、数多の清流が流れる自然豊かな山々では、鮎やズガニといった川の幸、タケノコやニューサマーオレンジといった作物、それから猪肉や鹿肉等の新鮮なジビエまで頂くことができ、これまた一度や二度の旅行では食べきれません。
まだまだご紹介したいことは尽きませんが、残念ながら、紙幅も限られております。
何よりも、百聞は一見に如かず。
是非この先は、皆様ご自身の目と舌とその他五感で、直接、お確かめください。
弁護士名 | 押谷 祐基 |
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事務所名 | 平塚総合法律事務所 |
事務所所在地 | 〒254-0043 平塚市紅谷町2-14 一剣浜大門ビル3階 |
TEL | 0463-25-5881 |
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