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県西支部の活動

刑事尋問研修を実施しました

 平成28年2月19日、厚木市内の「アミューあつぎ」において、横浜弁護士会(名称は当時)の県西支部と相模原支部の共催にて、刑事尋問研修会が行われ、両支部から総勢約30名の弁護士が参加しました。県西支部では、各弁護士の知識・技術の向上を目的として、様々な研修会を実施しております。この度の研修もその一環として開催されたものです。

 刑事弁護は、私たち弁護士の担う役割のうちでも非常に大きな部分を占めています。検察官の主張が常に正しいとは限らず、ひとたび誤った判決が下されれば、重大な人権侵害が生ずるからです。
 そして、刑事裁判において、事実関係が争われている場合に特に重要となるのは、「尋問」です。法廷モノの映画やドラマでは、クライマックスで弁護人が証人の発言の矛盾を厳しく追及して裁判の流れが大きく変わる!というシーンをよく見かけます。一見華やかに見えますが、実際の裁判における尋問というのは、証拠を詳細かつ丹念に検討して準備を重ね、いざ本番では証人の言動を見極めてその場で臨機応変に質問をするという高度な技術が必要とされます。

 この度の研修では、そのような技術を実践的に学ぶべく、まずは実際に弁護士たちがそれぞれ弁護人役や検察官役、証人役を務め、「成功例」と「失敗例」について、実演しました。
 「果たして証人は本当に被告人の犯行を目撃したのか?」
 この疑問を明らかにするため、出演者たちが名(迷?)演技にて、実際の法廷さながら、あれやこれやのやり取りを行いました。そしてこの実演を基に、出席した弁護士が、問題点や必要となる法律知識を発言し合い、議論を深めていきました。
 この度の研修は、このような全員参加型のものであったため、出席者には大変興味深く、かつ有意義なものとなりました。これからもそれぞれの弁護士が、この研修で得た成果を実際の法廷で遺憾なく発揮し、公正な刑事裁判のさらなる発展に尽力することが期待されます。

 県西支部では、今後も会員の技術向上のため、定期的にこのような研修会を開催していく予定です。

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