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県西支部の活動

大崎事件の講演会を開催しました

 平成30年2月28日,藤沢商工会館ミナパークにおいて,神奈川県弁護士会川崎支部,相模原支部,県西支部の共催にて,大崎事件の弁護団事務局長を務められている鴨志田祐美弁護士を講師にお招きし,大崎事件の再審開始決定についてご講演いただきました。

 再審請求とは,有罪判決を受けて確定した人が,無罪を主張して裁判のやり直しを求める制度です。大崎事件については,平成29年6月に鹿児島地裁で2度目の再審開始決定が出て大きく報道されたため,ご存じの方も多いのではないでしょうか。

 再審請求は,多くの弁護士にとってはあまり携わる機会のない手続ですが,鴨志田弁護士の熱い語り口からどんどんと話に引き込まれ,まるで弁護活動を追体験しているようでした。冤罪を晴らすために奔走し,検察や裁判所等に様々な働きかけを行っている姿から,公権力と戦う我々弁護士のあるべき姿を再認識することができました。

 証拠構造の分析の仕方や供述の信用性評価の手法など,再審請求以外の日常の職務にも役立つ内容も多々あり,非常に有意義な研修となりました。

 講演後の平成30年3月12日,福岡高裁宮崎支部は検察の即時抗告を棄却する決定を出しましたが,同月19日,検察が最高裁に特別抗告を行ったため,再審公判が開かれるのはまだ先になる見通しです。

 同じような境遇の人を二度と生み出さないためにも,個々の弁護士が第一審の弁護活動から全力で取り組まなければならないと感じました。

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