ページの先頭です。
本文へジャンプする。
ここからサイト内共通メニューです。
サイト内共通メニューを読み飛ばす。
サイト内共通メニューここまで。

弁護士コラム

16
december
2024

ぼうさいこくたいを訪れて

執筆者 : 中野 智一朗

 令和6年10月19日・20日の2日間、熊本県で「ぼうさいこくたい2024」が開催されました。ぼうさいこくたいとは、防災に関する活動を実践する全国の自治体・企業・学校・NPO法人等の団体・機関等が集まり、それぞれの取組み等を発信・共有するイベントで今回が9回目です。会場は多くの来場者でにぎわい、セッションやゲーム等で学ぶワークショップにも多くの方が参加していました。ブースやポスター展示もされており、私も出展した方から、防災教育に関する活動や防災DX・AI等の科学技術を用いた取組み等の説明を受けることができました。

 昨年のぼうさいこくたいは、神奈川県で開催され、神奈川県弁護士会としてもブースを出しました。弁護士が災害時に何をするのかピンと来ない方もいるかもしれません。弁護士は、地震、台風、豪雨等の災害により被災された方に対する支援として、相談活動等を行っており、被災地に赴くこともあります。被災者に対する公的な支援は様々な法律等を根拠にしていますので、それらを整理して被災者に説明します。昨年、神奈川県弁護士会としてぼうさいこくたいに参加したときは、「災害時の被災者支援制度について~支援カードを用いたロールプレイング~」と題して、ブースを訪れた方に対し、模擬的な相談を行いました。また、自宅が被災しても住宅ローンが残っていて自宅の再建が経済的に困難となる二重ローンの問題や賃貸借・相隣関係等の法律問題にも対応することもあります。

 災害時には、弁護士は被災者の生活再建を含めた様々な相談を受けることになります。今後も自治体や関係団体と連携しながら、災害対策の取組みを続けていきたいと思います。

以上

執筆者情報

弁護士名 中野 智一朗
事務所名 中野法律事務所
事務所所在地 〒250-0012
神奈川県小田原市本町1-5-25
TEL 0465-24-2730
FAX 0465-20-5802
TOPに戻る